新型コロナウイルス感染症について

新型コロナウイルス感染症は、高齢者や基礎疾患のある方は重症化しやすいことが報告されています。IPF患者さんの多くは65歳以上のご高齢であり、またIPF自体が呼吸器疾患であることから、より一層の注意をすることが大切です。本ページでは、新型コロナウイルス感染症を防ぐために求められること、および外出自粛の状況下でIPF患者さんが家の中でもできる筋力トレーニングについて紹介いたします。

新型コロナウイルス感染症を防ぐために

厚生労働省のホームページには新型コロナウイルス感染症を防ぐために、日常生活において気を付けることとして、下記の点が記載されています。

1 手洗い

手洗い

外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などにこまめに石けんやアルコール消毒液などで手を洗いましょう。

2 咳エチケット

咳エチケット

咳などの症状がある方は、咳やくしゃみを手で押さえると、その手で触ったものにウイルスが付着し、ドアノブなどを介して他の方に病気をうつす可能性がありますので、咳エチケットを行ってください。

3 人混みの多い場所を避ける

人混みの多い場所を避ける

持病がある方、ご高齢の方は、できるだけ人混みの多い場所を避けるなど、より一層注意してください。

家の中でもできる足の筋力トレーニングについて

外出自粛が求められる中、普段以上に運動する機会が減少することが予想されます。運動不足は肺ばかりでなく全身の筋力を弱め、QOL(生活の質)の低下、活動範囲の狭小化を招くことがあるため、このような状況下でも適度な筋力トレーニングを行うことが必要です。

治療を継続する上でのリハビリの重要性

作成:公立陶生病院 理学療法士 渡邉文子先生

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2020年6月作成