IPFの治療中に気になる症状があらわれたら

IPFの治療中に気になる症状があらわれたら、次の診察を待たずに、医師に相談しましょう。

IPFの病気の進行のスピードと経過は、患者さんそれぞれで異なります。
患者さんによっては治療を行っていても、突然、症状や呼吸の機能が急激に悪化することがあります(これを急性増悪[きゅうせいぞうあく]とよびます)。
下記のような症状があらわれた場合には、次の診察を待たずに、すぐに医師や看護師、薬剤師に知らせてください。

急性増悪が疑われる症状・兆候
呼吸 息切れや呼吸困難をいつもより強く感じる、安静時でも息苦しさを感じる
咳・痰 咳がいつもより頻繁にでる、色のついた痰がでる
くちびる・爪 くちびるや爪が紫になる
胸に痛みや圧迫感がある
脈拍数 動悸がする、安静時でも脈拍数が多い
体温 熱がある
脱力感 いつもより脱力感がある
むくみ 下半身がいつもよりむくむ
尿量 おしっこの量が急に減る
体重 体重が急激に増える(1~2日で2~3kgの増加)

!

この他にも、気になる症状があらわれたら、すぐに医師や看護師、薬剤師に相談してください。