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病気の特徴
どんな病気?
肺の間質という部分にさまざまな原因による炎症が起こり、間質の壁がだんだんと硬く厚くなって(線維化)、呼吸がしづらくなる病気を間質性肺疾患といいます。間質性肺疾患は以下のような病気をまとめた呼び名であり、さまざまなものが含まれます。
- 原因不明の間質性肺炎
- 膠原病に伴う間質性肺疾患
- 過敏性肺炎
- サルコイドーシスなどを含むその他の間質性肺疾患
間質性肺疾患の中でも肺の線維化がだんだんと進み、呼吸機能が低下する特徴を持つものを「進行性線維化を伴う間質性肺疾患」といいます。
症状は?
慢性の「空咳」が出たり、「労作時の息切れ」があらわれたりします。
「空咳」といわれる痰の出ない咳が、長く続くようになります。また、肺が硬くなって呼吸機能が低下すると、からだの中の酸素が足りなくなってきます。すると、「労作時の息切れ」 といって、坂道や階段などを上るなどの軽い運動で息切れがするようになります。
病気が進むと、疲れやすくなって、着替えや入浴といった軽い動作での息切れもおこってくるため、日常生活に支障が出ることもあります。
空咳
痰の出ない、コンコンといった咳が出ます。
労作時の息切れ
坂道や階段の上り下りで息が切れます。
日常の軽い動作での息切れ
疲れやすくなり、着替えや入浴などの日常の動作でも息が切れます。
肺の線維化によって
肺の症状が起こるしくみ
肺の線維化によって肺の間質※が硬く厚くなると、肺がふくらみにくくなって、肺活量(肺の空気の容量)が低下します。また、肺でのガス交換がうまくいかなくなり、からだの中の酸素の量が不足して、息苦しさなどの肺の症状があらわれます。
※間質は、呼吸によって取り込まれた酸素を二酸化炭素と交換する働きがあります(ガス交換)。
治療目標
2020年12月作成