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起こりやすい副作用と対処法
下痢
【症 状】
おくすりの開始前よりも、1日の排便回数が多かったり、便がやわらかい(軟便)と感じている状態です。
【対処法】
下痢止めのおくすりが処方されることがあります。ただし、発熱や寒気、吐き気などが認められる場合は、細菌やウイルスなどによる感染症の可能性があります。下痢がみられた場合は、下痢の程度や回数、体調の変化などを必ず医師に伝えてください。
セルフケアのポイント
水分補給
- 下痢をおこすと、脱水症状を引きおこすことがありますので、こまめな水分補給を心がけましょう。常温のお水やスポーツ飲料をゆっくり飲むようにしましょう。
食事
- 食事は、1回の量を少なくして、何回かに分けて食べるとよいでしょう。
- あっさりした食事(ご飯やめん類、バナナ、パン、鶏肉)をとりましょう。
- 下痢を悪化させる可能性がある食べ物
揚げ物などの脂っこいもの・刺激の強いもの・食物繊維の多いもの・甘いもの・カフェインを多く含むもの・アルコール・炭酸飲料・牛乳・乳製品
吐き気
【症 状】
気持ちが悪くなったり、もどしてしまうことがあります。吐き気が原因で、食欲がなくなったり、体重が減少することもあります。
【対処法】
吐き気止めや胃ぐすりなどが処方されることがあります。
セルフケアのポイント
食事
- 食事は、1回の量を少なくして、何回かに分けて食べるとよいでしょう。
- 刺激の少ない、消化のよいものを食べるように心がけましょう。
- においの強いものは避けましょう。熱いものは冷ましてからの方がにおいが気にならなくなります。
- 食後は安静にしましょう。ただし、食後2時間は横にならないようにしましょう。
その他
- 吐き気を催したら、深呼吸をするとよいでしょう。
- しめつけの少ない洋服を着るとよいでしょう。
これらの症状があらわれたら、すぐに医師や看護師、薬剤師に相談してください。
2020年12月作成